次世代型ギタリストのSHAMです。
今日は僕の失敗談をお話ししたいと思います。
26歳の時に、初めてギターレコーディングの仕事をした時のお話し。
Contents
自分では、完璧に仕事をしたつもりが…
僕の初仕事はゲーム音楽のバッキングギターのレコーディングでした。
自宅でレコーディングして、データ納品するという流れ。
幸い、楽曲的にハイテクニックを要求されるような事もなく、正直「楽勝かな」と思ってレコーディングを開始しました。
自分としては、OKレベルの演奏ができたと思い、ディレクターへ納品しました。
30分後、僕の携帯が鳴りました。
ディレクターからでした。
即、DAWを立ち上げ確認。
聞き直して見ましたが、僕の耳にはそんなずれているようには聞こえません。
…いえ、本当をいえば「ごく僅かにずれているが、許容範囲だろう」と思っていたというのが正しかった。
そしてDAWで波形を拡大してみると、確かにグリッド(DAW上で表示される小説や拍を示すガイドライン)と、波形が微妙にずれています。
もしやディレクターは、この小さなずれを指摘しているのか…?
背筋が凍りました。
指摘された箇所を、レコーディングし直し、再納品。
最終的に、それでもずれが目立つ部分があるから、そこはディレクター側で波形編集しておく、という事で収束したのでした。
最大の問題は、アマチュアの基準で仕事をした事
一番の問題は僕の演奏のOK基準とディレクターのOK基準に乖離があった事です。
当時の僕は、プロを目指していながらプロレベルの演奏基準を持ち合わせていなかったということになります。
僕は専門学校をトップクラスで卒業していたにもかかわらず、
このプロレベルの基準がわかっていなかった。
スケール云々などギターのテクニックも大事ですが、それ以前に一番大切なこの「プロの基準」をなぜ、200万円も払って通った専門学校で教えてくれなかったんだ?と疑問に思いました。
プロとアマチュアの基準の違いとは
僕が考える、プロとアマチュアの基準の違いは以下の4つの要素に現れます。
それが
- リズム
- ピッチ
- タッチ(ニュアンス)
- サウンド
この4つです。
これを聞いてピンときた方は、鋭いです。
そう、これは以前お話しした、コピーの質を高めるために必要な要素と同じなんですね。

僕がこれまで見てきたプロギタリストは、例外なくこの4つの要素のクオリティが高いです。
無駄な努力をして遠回りをしないでほしい
逆に言えば、ギター上達においてこの4つの要素以外を高める努力は無駄になってしまう可能性があると言うことを頭の片隅に置いておいた方が良いかもしれません。
ギター上達に必要な要素はシンプルなんです。
一見簡単そうなフレーズを弾いても、プロはプロの演奏をします。
多くの人はその違いが何か?を言語化できません。
違いがわからないまま、よりハイテクニックなものを追い求めたり、難しいスケールを覚えることなどに費やすけれども、あまり上手くなった実感が持てない、と言うのは伸び悩む中級者にありがちなパターンと言えるでしょう。
僕自身も陥った泥沼
今振り返れば僕自身も、随分と長い間この泥沼にハマっていました。
- 弾ける曲数だけ増えていって、全然上達している実感がない。
- これ以上上手くなるには、より難しいプレイ、楽曲に挑戦するくらいしか思い浮かばない
- でも、なんかそれって音楽の本質から外れてる気がする…
そんなグタグタな悩みをずっと抱えながらギターを弾いていた時期があります。苦しい時期でした。
これを読んでいるあなたには、そんな無益な時間を過ごして欲しくはありません。
まとめ
もしあなたが、
- 無駄な努力をしたくない
- 遠回りしたくない
- 効率よく演奏のクオリティを上げたい
そう思うのならば、今日から
- リズム
- ピッチ
- タッチ(ニュアンス)
- サウンド
この4つの質を高める事だけに集中して見てください。
きっと、半年後、一年後には見違えるような演奏ができるようになっているはずですよ!

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