次世代型ギタリストのSHAMです。
現在、公式LINEのメンバーからブログで取り上げて欲しいコンテンツネタを募集しているのですが、その中で多かったのが
耳コピのコツ
でした。
僕はどちらかというと耳コピは得意な方です。
これだけ聞いたら「なんでそんな事できるの!?!?」と思うかもしれませんが、耳コピにはちゃんとコツがあるんですね。
そんな僕なりの耳コピのコツを今日から数日に渡ってお伝えしていこうかと思います。
Contents
耳コピをする上で一番大切なこと
まず、耳コピをする上で、できない人が見落としがちなのが
フレーズが歌えるか?
ということです。
「きちんと歌えるところまでイメージを具体化できていない」状態で、
手を動かしてしまう人がとても多いということです。
考えてもらえれば当たり前のことなんですけどね。しかし、多くの人が気づいていないポイントであるとも言えます。
歌えるようになるには3つの要素が必要
では、フレーズが歌えるようになる、というのはどういうことでしょうか?
それはフレーズの
- リズム
- 音程orハーモニー
- ニュアンス
これら3つの要素を理解し、イメージできているということになります。
これらが曖昧な場合、
どんなに一生懸命、指板上で音を探しても耳コピはできません!
僕の経験上、耳コピができないと嘆く人の8割方が、この3要素を明確にイメージできていません。
注意点としては、別に耳コピにおいて「上手に、正確に歌える必要はない」ということです。実際に歌えるかどうかは「歌唱の技術」ですから、全く別のスキルです。
極論を言えば音痴でもいいんですが、要は「上記の3要素に対してはっきりとしたイメージを持てていること」が重要だということです。
(1)リズム
まず一番最初に解読したいのが、リズムですね。
特にバッキングに関しては、しっかりとピッキングのアタック音を聞く事で、どう言ったリズム、譜割で弾いているのかをしっかりと解読したいところです。
(2)音程(ピッチ)、ハーモニー
単音をコピーするならば音程(ピッチ)、コードなど和音の演奏をコピーするならハーモニーを解読する必要があります。
初心者はまず単音から聞き取るところからスタートするのが良いでしょう。
和音を聞き取るのは難しいですが、コツとしては一番高い音か、低い音を聞き取る様に意識することです。そして、それがわかったら、その音に合う音を重ねていく様にすると良いでしょう。
(3)ニュアンス(タッチ)
見落としがちなのが、ニュアンスです。
その音を強く弾いているのか、弱く弾いているのか。ため気味に弾いているのかなど、そういったニュアンスもしっかりと聞き取ってください。
耳コピを完璧なものにするためにはもう一つの追加要素が必要
それが
- サウンド(音色)
です。
ギタープレイとサウンドは切っても切れない関係にあります。音色によって、ギタリストは繊細にプレイを変化させるものです。これは、何も卓越した演奏能力のあるプロに限ったことではありません。
音作りがしっかりとできていないことが原因で、演奏に力が入ってしまうというのは中級者くらいまでに良くある現象ですが、これもある意味で言えば音色によってプレイを変化させている、という事なんですね。
はじめのうちは、音の歪み具合がどれくらいか?の様な比較的わかりやすい部分だけでも構いません。音色に対する意識を常に持つことは、ギター上達においてとても大きな影響がありますよ。
動画を使った”目コピ”もオススメ
今はYOUTUBEなどでお手本になる演奏動画を簡単に見れるようになりました。これを使わない手はありません!
「耳だけでコピーできなきゃ意味ないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、そんな事はありません。
僕の主宰しているオンラインスクールでは、耳コピができるようになる為のステップとして目コピを推奨しています。
実際、耳コピなんてさっぱりできない!という状態だった人が一年後には…
と言ってもらえる様になります。
僕も、現在進行形でコピーをするときには積極的に動画を見ています。
やはり、音源だけではわからない事がたくさんわかりますからね。
イメージできていない事は、アウトプットできない
という当たり前のことを認識すること
スクールでギターを教えていても感じることですが、イメージが不明確なまま手を動かし、間違った弾き方のまま反復練習をしてしまう人が少なくありません。
(時にはコードを間違えたまま、などの事例も)
それを防ぐためのアイデアをご紹介しましょう。
イメージ力を高めるオススメの練習方法
それが
イメージとフィジカルの練習の割合を逆転させてみる!
という練習方法です。(※フィジカルの練習=身体を使った練習)
例えば、普段自分が
- イメージ2割
- フィジカル8割
で練習しているのあれば、
- イメージ8割
- フィジカル2割
にしてみる!
「ほんとかよ!?」と思うかもしれませんが、これ、マジで効きますよ(僕のスクール生で実証済み)。
自分がちゃんとイメージ出来ているのか?一番簡単な確認方法
一番いいのは、ある程度自分が「できたな」と思った時点で、明確な基準を持った第三者(プロの講師など)にジャッジしてもらう事なのですが、自分一人でも手軽にできる方法としては、動画を使う事が挙げられます。


上達するのに一番大切なのは、
- 自分のイメージしている自分の演奏と
- 実際の演奏
の差異を埋めていく事ですからね。
そのためにも動画で自分の演奏を客観視するのはとても効果がありますよ。
まとめ
耳コピに必要なのは
- リズム
- 音程orハーモニー
- ニュアンス
の基礎3要素と追加要素の
- サウンド(音色)
の合計4つ!
そして、うまく耳コピが出来ないなら
- イメージ8割
- フィジカル2割
の割合で、練習してみるべし。
以上、参考にして見てくださいね!
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