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G5nを買ってからというものの、寝る前に寝室でG5nで遊ぶのが楽しみです。
今日は、僕が「明日のRECで使いたい!」と思った程に気に入ったアンプモデルについて話したいと思います。
Contents
プロが即戦力だと判断した2つのアンプモデル
個人的には
・MS800(Marshall JCM800 2203)
・Xtacy Blue(Bogner Extacy blue ch)
が、メインで使いたいなと思ったモデルです。
MS800の再現性は過去最高レベル!(当社比)

特に個人的に驚いたのはMS800ですね。
JCM800のモデリングって、初代POD時代から多くの機種に搭載されていましたが、実機と比べた時に、使える良い音なんだけど、モディファイされたようなハイゲインな音に感じ、なんか似てないなという印象がありました。
(僕の中のJCM800はブーストスイッチの付いていない2203のイメージなので)
今回G5nのMS800に関しては、その違和感が今までで一番なかったです。
「そうそう、JCM800ってこういう感じだよね!」
という感じで、イメージにかなり近い音が出てきました。
(VOXのVX2のもイイ線いってましたが、ZOOMの方が良いですね。より生々しさがある。)
他のアンプモデルと比べても、
音抜け、レスポンス、レンジ感。どれをとっても頭一つ抜けている印象を受けました。(好みもあるとは思いますけどね)
80年代ハードロックサウンドの王道、歪みエフェクターでのブーストにもばっちりハマります。抜けの良いドライブサウンドが簡単に作れる。
TS DRIVE(IBANEZのTS808)を使ってもばっちりだし、個人的にはGOLD DRIVE(KLON CENTAUR)のブーストサウンドが気に入りました。
[aside type=”normal”]※余談ですが、普通はこういうアンプシミュレーターってクリーン系のアンプからハイゲインアンプに向かってゲイン順で並んでることが多いけど、なぜかG5nはMS800からスタートなんですよね。その後は”Fender>VOX>Boogie>Bogner”と、ゲイン順に並んでるのに・・・なんとなく、開発側の思い入れを感じます(笑)音を聴いてもなんだかMS800はモデリングに気合い入っている気がするし(笑)[/aside]
Xtacy Blueは万能なモダンサウンドが魅力

Xtacy Blueはより現代的な音楽にマッチするサウンドだと感じました。
STRACTの設定でハイゲインから、比較的ローゲインな感じのクランチ〜オーバードライブ的サウンドにも対応できますので、アンプ部だけでもかなり幅広く対応できます。(ブースターを組み合わせる事でさらに幅は広がりますね)
その他のアンプモデルも実践で使ってみたいと思わせるクオリティ

あとはブーミー(低音がボワっと潰れたた感じ)なキャラの音でも、抜けが良くレスポンスが良かった。これは個人的に驚き。
僕はこれまで初代PODproやBOSSのGTシリーズ、ElevenRackやPOD XTといったハードウエアのシミュレーターはもちろん、AmplitubeやGuitar RIGなどソフトウエアも含めたくさんのシミュレーターを使ってきましたが、ブギーのマークシリーズやVOX系のドライブサウンドで、実戦で使いたいと思わせられる音が出たのは初めてかも。
ラインで良い音を出す為のG5nアンプシミュレーター音作りのコツ

最後に、僕ならではの音作りのキモをこっそり教えますね。
それは、キャビネット選びです。
[aside type=”warning”]【注意】キャビネットをONにするのはあくまでラインで音出しをする時のみです。アンプのパワーアンプINやフロントパネルのINに直接接続する場合は、必ずキャビネットをOFFにすること。そうしないと音がこもったり、おかしなフィルターがかかった感じになってしまいます。
[/aside]
普通はアンプシミュレーター側とマッチさせたキャビネットを選ぶのが定石だと思うのですが、僕の耳では、それだとちょっと癖が強く感じてしまうアンプモデルがありました。
また、複数のアンプモデルを使って自分のサウンド構築・音作りをしていった場合に、キャビネットまですべて変えていくと、音のキャラが変わり過ぎてしまい全体的なサウンドの統一性がボヤけてしまうという側面もあります。
そこで、僕がおすすめするのは、
”アンプモデルにかかわらずキャビネットは統一する”
というテクニックです。
僕の耳には【MS4×12】が一番レンジが広く、ナチュラルかつフラットに感じる(というかイメージに近いというのかな)ので、それで固定してしまっています。
こうすることで、アンプシミュとキャビネットを合わせて使った時に「癖が強くて扱いにくいなー」と感じていたアンプモデルも、
「良い音じゃん!」と気づいたりします。
アンプモデルを変えてもレンジ感が大きく変わらなくなるので、自分のギターサウンド全体をコントロールしやすくなるという良い側面もあります。
ベストなキャビネットの選び方
まずは、アンプシミュレーターとキャビネットを合わせて一通り使ってみましょう。
そのなかで、一番しっくり来るアンプのキャビネットを全アンプ共通のキャビネットにすると、音の鳴り方(箱鳴り感など)が均一化され、イメージに近いサウンドが得られるのではなかと思います。
よかったら参考にしてみてください。
また、マルチエフェクターを使ったサウンドメイキング・音作りのコツについてはこちらで動画レッスンとしてお伝えしているので、音作りに悩むことなく、どんな場所・環境でも安定したかっこいい音が出せるようになりたい方は、見て損はないと思います。
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