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G5n対G3/G5!アンプシミュレーターの質はどう違う?!
G5nのアンプシミュレーターは、G3XなどこれまでのGシリーズに比べ音のリアリティがあってレンジも広いですね。レスポンスも良好です。
[aside type=”normal”]※レスポンス悪い音だと力みがちになってしまいますし、これまでこの価格帯でこのレベルのレスポンスやリアリティを持った音が出るモノって経験したことなかったです。
デジタルモノの進化恐るべし・・・[/aside]
あとは、サウンドの傾向として、
アンプシミュレーターってどうしても”実機の特徴をデフォルメする”傾向にあると思うんです。
ちょっと濃い味、というか。
昔、アンプシミュレーターでしか聴いた事無かったアンプを実際鳴らしてみたら、
「こんなに素直な音でるの??」
って思った事、少なくありません。
G5nのアンプシミュレーターに関しては、この”脚色”が少ないように思います。
実機を真面目に、忠実に再現しているんだなあという印象を受けました。
これも、好評価のポイントですね。
正直、G5nのサウンドはこれまでのGシリーズ(G5やG3、G1onなど)とは別物です。
今だと(2016年2月現在)G5がセールで安く出てたりすると思いますが、
サウンドクオリティを優先するなら迷わずG5nをオススメします。
ZOOM G5nのアンプシミュレーターはここが素晴らしい!
まずは入力信号に対してシビアに反応してくれること。
どのアンプモデルでもピックアップの違いやボリューム・トーンなどをはっきりと表現してくれます。完全に玄人好みなポイントを押さえています。
全体的に粒立ちの良い音なので、音作りが下手だったりピッキングやフィンガリングの基本ができてないと良い音は出ないでしょうね・・・
そういう意味ではシビアなエフェクターと言えます。
[aside type=”warning”]※とはいえ、上級者向けという訳ではありません。
操作性の良さは初心者でもとっつきやすいですし、音の面でも初心者は初めからこういうエフェクターを使うことで、上達が早まると思います。[/aside]
ノイズがめちゃ少ないこともかなり驚きました。
もはや静寂すぎて違和感があるレベル(笑)
アンプ前段で歪みエフェクトを追加してブーストしてもかなりノイズレス(もちろん設定にもよりますが)。ワウをONにしてもノイズレスっぷりはそのままです(普通はワウってONにするだけでも結構ノイズ乗ったりします)。
わざとゲイン高めの設定にしてみても、かなりノイズ少なめの印象。こういう部分はマルチエフェクターならではのメリットですよね。
コンパクトで同じようなことをしようとすると、ここまでノイズレスにするにはかなりのノウハウが必要でしょうから。
G5nはそんなマルチエフェクターの中でもかなりノイズが少ないと感じました。
ハイゲインサウンドを作ってもノイズリダクション無しでいけちゃうくらいです。
G5nのアンプシミュレーターで音作りをする前に気をつけたい事
”入力信号に対してシビアに反応してくれる”という事は、逆に言うとギター側の調整(特にピックアップバランス)がちゃんと取れてないと、良い音は出ないという事になります。
フレットのビビリ音をひろっちゃったり、PU切り替えたら全然音量違うとかになりかねませんからね。
でもこれは全然マイナスポイントではありません。
こういうサウンドのディテール部分まできちっと表現してるところがとても良いです。最高!
[aside type=”warning”]良い音を出すためのギター調整マニュアルをこちらで配布中です[/aside]
スピーカーシミュレーター設定のポイント
最後に、アンプシミュレーターをラインで使う場合に欠かせないのがスピーカーシミュレーターですね。
特徴的な機能として、スピーカーシミュレーター部分にもHiとLoのEQ補正が出来る様になっています。
(個人的には、ここのEQは無くても良いかなーと。よっぽど微調整が必要な時に使うくらいでしょうか。基本はフラット(50)設定で良いと思います。
あとはマイクシミュレーター?の部分に感心しました。
シミュレーターにありがちな、マイクの脚色されたキャラをつけるのではなく、SM57は中域寄り、MD421はドンシャリと、うっすらとサウンドキャラクターを変えるようなチューニングになっている為、とても実用的であるなと。
57と451の割合を変えて行くタイプになるので、
まずは50:50で初めて、音作りの最終段でイメージする音色に合わせて微調整するのが良さそうです。
アウトプットブースターも音作りに使える
あとはアンプシミュレーターとは別ですが、
アウトプットブースターが使えるなと。
アウトプットブースターは、個別でON/OFFする類いのものではなく、アンプとのマッチングにおいて音を補正する目的で搭載されているもののようです。
特にトーンが音楽的な変化をするので、高域ののバランスをコントロールしやすいなと感じました。
トーンツマミは12時でフラットになります。
ライン出力で音を出した場合、マイナス方向にツマミをひねると音が籠りすぎるので、10時よりも低くするのは実用性ないかなと感じましたが(^^;)12時よりもプラス方向に回してやる分には、高域のレスポンスをコントロールしやすそうだなという印象でした。
基本はフラットでいいんですが、作り込んだ音に対して、現場でとっさにツマミをさっと弄って補正が出来るのはうれしいですよね。
G5nのアンプシミュレーターでイマイチな所
残念ながら今の所みつかりません!笑
と言いたい所ですが、強いて言うなら、アンプモデルが少ない所でしょうかね・・・
僕個人としては、好みの範疇であるアンプモデルが揃っているので、それほど不満は無いのですが、
人によっては、音のクオリティはそのままに、あのアンプがあれば!と思う人も少なくないかと思います。
個人的に、あったらいいなと思う王道アンプモデルは
MESA/Boogie Rectifire
Matchless DC-30
Fender Champ
あたりでしょうか。
ZOOMさん、よろしくおねがいします(笑)
G5nの購入検討されている方へ
G5nは僕にとってはすばらしいマルチエフェクターですが、
音の好みは人それぞれなので、買うなら必ず一度は楽器店で音出ししてみる事をおすすめします。
G5nは相応のスキルがあればちゃんと良い音出せますが、
その音が好みかどうかは別問題ですので。
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