NAMM 2016でBOSSから新しいギターアンプが発表されましたね!
その名も
WAZA AMP!

ネーミングもうちょっとなんとかならなかったんでしょうか・・・
歪みサウンドに注力したソリッドステートアンプ
メーカーのデモムービーを見ても、歪みサウンド一発で弾き切る潔さ!
もう、完全に歪みに注力して作られたアンプであることがわかりますね。
(とはいえチャンネルも4チャンネルあり、ヘッドルームも十分なので、クリーンサウンドもしっかりと出るようです)
個人的には、結構好みの分かれるサウンドだなと感じました。
後述するブラウンサウンド感がありつつも、往年のBOSSサウンドのエッセンスが足されたような噛み付くようなギターサウンド。
合う人にはぴったりですが、合わない人には全然合わない、ターゲットを振り切ったアンプだなと思います。
(そういう心意気は個人的には好きですね・笑)
ブラウンサウンドって何??
30代以下の若い方は「ブラウンサウンド」と言われてもピンとこないと思います。
そもそもブラウンサウンドとは、Eddie Van Halenがデビュー初期に出していたハイゲインなギターサウンドを指す言葉のようです。
昔、VanHalenのデビューをリアルタイムで体験しているギタリストの先輩にこんなことを聞いたことがあります。
「VanHalenのデビューは奏法面、サウンド面の両面において革新的だった。
それまでのギターサウンドの常識を覆す、ハイゲインなギターサウンドと、ライトハンドタッピングを多用した、当時としてはあり得ないくらいスピーディー/テクニカルなギタープレイ。
その”音”にみんなが憧れ、真似しようとしたけど、当時は情報もすくなかったから難しかったんだよね」
そんなブラウンサウンドを、BOSSなりの解釈で現代風にアレンジしたものが「技ブラウンサウンド」のようです。
ハイゲインながらピッキングに対するレスポンスが良く、ボリュームを絞ればスッとクリーン・クランチサウンドに移行できる追従性の高いサウンドになっているようです。
WAZA AMPはどんなギタリストにおすすめ??
このWAZA AMPは歪みに力を入れているアンプではありますが、どんなタイプの歪みもこなせる、という訳ではなさそうです。
特に最近のハイゲインサウンドが欲しい人は別のアンプを選んだ方が良さそうです。
(おそらくかなり歪ませること自体は可能ですが、歪みの質が違うので、今風のハイゲインな音が好きな人には合わないのではないかと・・・)
メインターゲットは、メーカー商品説明にもある通り「70〜80年代のハードロックサウンド」が好きな方でしょうね。
真空管ではなく、トランジスタを使うことでメンテナンスの手間がかからないことも、大きなメリットですね。
WAZA AMPの音作りのポイントとは?
近年はデジタルエフェクターを内蔵した便利なアンプも多いですが、あえてそれらを排除し、純粋なアンプを作ってきたBOSSには男らしさを感じますね(笑)ギターサウンドの肝はやっぱりアンプの音・ドライ音なので、やっぱりギタリストならば、こだわりを持ちたい部分。
WAZA AMPを自分のギターサウンドシステムに導入して、良い音を出したいという場合もやはり、まずはアンプ単体で良い音を出せるよう、セッティングを追い込んでみるのが大切ではないかと思います。
このアンプはギターへの追従性が良いようなので、基本的にはエフェクターを駆使するよりも(そういう音作りにも十二分に対応できますが)、ギター側のボリュームコントロールやトーンの調整、ピッキングのタッチなどで音を作っていくイメージで使うのが、一番このアンプを活かせるのではないかと思います。
オリジナリティのあるギターサウンドを出すためのノウハウについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
ギターで良い音を出す為の音作り4つのポイント【サウンドメイク思考法①】
あなたのギターサウンドに音圧が出ない理由【サウンドメイク思考法②】
プロが教えるライブ用マルチエフェクターを選び抜くための3つの比較ポイント
マルチエフェクターのグレードを比較!やっぱり上位機種を選ぶべき?
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