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2016年、あけましておめでとうございます。
2015年の後半は、
いろいろとバタバタしていた為、
更新があまりできませんでした(^^;)
今年はなるべく更新頻度を上げていきたいです!
さて、ちょっと遅めの正月を実家で満喫していたら、
ZOOMが新しいマルチエフェクターを発表しているではありませんか。
以前からZOOMのG3Xを使っていたので、
これは気になります!
ZOOMのフラッグシップマルチ・G5n登場!

これまで、ZOOMのフラッグシップマルチといえば、
G5でした。
そのG5が2012年に発売されてほぼ丸4年を経た新機種・G5n。
メーカーの商品説明を見てみましたが・・・
うーん、メーカーの説明っていつも同じこと書いているような印象が・・・
ということで、今回は僕なりのG5・G5nの違いについてまとめてみたいと思います。
前機種・G5との違いは?
G5とG5nの違いは、パッと筐体を見ただけでも結構ある気がします。
【G5nの違いその1】トータルディスプレイLCDの搭載

本体上部の横長のLCD・トータルディスプレイLCDが搭載されたことで、
使用エフェクトの接続状態などがひと目でわかるようになりました。
G3だと3つ、G5だと4つ以上のエフェクトを使った場合は、
スクロールボタンを押さないと使用中のエフェクトを確認できませんでした。
これは、G3やG5での不満点だった部分なので、解消されたのはかなり嬉しいですね!
【G5nの違いその2】本体下部に搭載されたフットスイッチ

本体下部に、エフェクトON/OFFやプリセットの変更用フットスイッチとは別に、
チューナー、バンク、スクロール、タップなどを操作するための独立したフットスイッチが搭載されました。
これまでのモデルだと、フットスイッチ長押しや同時押しで対応していた訳ですが、
機能を独立させることで誤操作が防止できるし、
操作性もアップしますのでこれも嬉しい違いですね!
【G5nの違いその3】一新されたアンプモデリング?
これはあくまで予測になるのですが、
アンプモデリングがこれまでのGシリーズから一新されている可能性が高いです。
G5には22種類のアンプモデリングが搭載されていましたが、G5nは5種類しかない!
少な!!
と、思いますが、
最近VOXが発表したモデリングアンプVXシリーズやVTXシリーズなどでも、それまでの機種よりもアンプモデリング数が減っていたり、
昔POD HDが発表されたときも、それまでのPODシリーズと比べモデリング数が減ったりしてましたから、
モデリング技術を一新するときは仕方ないのかもしれませんね(^^;)
その分、サウンドクオリティがアップしているんだと思うので、これはこれで、とても楽しみです!
G5nに搭載されているアンプモデルは以下の5種類とのことなので、基本的なギターサウンドは網羅していると言っていいでしょう。
(カッコは元になったアンプモデルの筆者予測です)
MS800(Marshall JCM-800?)
FD TWNR(Fender TwinReverb?)
UK 30A(Vox AC-30?)
BG MK3(MESA/Boogie Mark3)
Xtasy Blue(BOGNER Extacy Blue CH?)
もしかしたら、今後のファームアップデートでアンプモデルが追加される、なんてこともあるかもしれませんね。
ZOOM G5nの惜しい点
基本的には、全面的なアップデートと言って良さそうなG5nですが、
惜しい点がいくつか。
【惜しい点その1】アウトプットブースターが本物の真空管ではなくエミュレートになったこと
G5まではアウトプットブースターに12AX7真空管を使用していましたが、
G5nでは真空管のエミュレートになりました。
【惜しい点その2】入出力端子が最低限しかないこと

G5に比べ、G5nは入出力端子がシンプルになりました。
個人的には、G3シリーズなどにも搭載されていたXLRバランス出力端子は、
レコーディング時のダイレクトアウト(エフェクトの掛かってない音を出力する)として
活用していたので、かなり残念ポイントです・・・・
また、ギターのピックアップの種類によって
インプットをアクティブ・パッシブに最適化するスイッチも無くなっています・・・
【惜しい点その3】3D Zペダルは非搭載?
これも筐体画像を見た上での予測になりますが、
G5に搭載されていた3D Zペダルの機能も無くなっているように見えます。
【3D Zペダルとは?】
G5は、ZOOM独自のZ-Pedalを装備しています。通常の垂直方向のペダル操作だけでなく水平方向にも可動し、これによりボリューム(垂直方向)、モジュレーション周期(水平左方向)、ディレイタイム(水平右方向)というように、最大3つのエフェクトパラメーターを同時にコントロールすることができます。
個人的に熱いアウトプットブースター
個人的には、真空管エミュレートのアウトプットブースターは、
メーカー推奨のようなソロ時に使うというよりも、
スタジオ常設のJC-120などを使う時にチューブ的な味付けをする
(音のハリやクリップ感を調整する)使い方が、
熱いんじゃないかと思ってます。
それだけに、エミュレートになってるのは残念ですが、
多少荒く取り扱っても故障のリスクは下がっていると言えるので、
まあ、そこはポジティンブに捉えたいと思います(^^;)
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遠回りせずにギターサウンドをよくしたい場合は見てみてくださいね。
まとめ
以上、スペックや限られた情報からZOOMの新製品・G5nを見てきました。
実際試してみないことにはなんとも言えない部分は多々ありますが、
エフェクターで最も大切なサウンド面がブラッシュアップされているようなので、
そこは素直に楽しみですね。
楽器店で見かけたら試してみようと思います(^^)
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マルチエフェクターの選び方についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
プロが教えるライブ用マルチエフェクターを選び抜くための3つの比較ポイント
マルチエフェクターのグレードを比較!やっぱり上位機種を選ぶべき?
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