※今回はこちらの記事の続きになります。
前回までは、
リアリティを増した打ち込みのギターに対して、
僕ら人間がプレイする”意味”とは
どれだけ
”肉体的な衝動(=譜面にできない表現)を
いかにプレイに落とし込めるか”
であるという事をお話しましたね。
ということで今回は、
個人的に”肉体的な衝動を具現化”してるなあという
ギタリストのプレイを幾つか紹介してみようと思います。
一人目、Jimi Hendrix
まずはこの人は外せないでしょう。
ジミヘン。
とにかくチョーキングのエロティックなベンド感、
暴力的とも言えるアーミングなど、
”譜面にできない表現”
のオンパレード。
歯で弾く、背中で弾く、
ギターを破壊するパフォーマンスも有名ですが、
それらも音の枠を超えた”肉体的な衝動の表現”
だったのではないでしょうか。
また、エフェクターや
トレモロアームの使い方など、
当時としては革新的な
サウンドメイキングをしていた事も
ポイント高いですね。
二人目、Eddie Van Halen
一般的にはライトハンド(タッピング)を
広めた第一人者として知られるエディですが、
聞くべきはリズムギター(バッキング)です
(リードも素晴らしいですが)。
この動画はもともと歌入りの曲をインストとして
演奏しているので、彼のリードプレイとリズムギター
を存分に楽しめますね(^^)
打ち込みでは表現できない”絶妙なズレ”がありつつも、
スリルすら感じる鉄壁のリズム感・・・
真似できません。。。
個人的には
「ハイレベルな演奏技術」と
「音楽的プレイ」のバランスが、
最も取れたギタリストだと思っています。
エディー本人もインタビューで語ってますが、
「俺より速く正確に弾く奴はいる」と。
そこじゃないんですね、彼が勝負しているのは。
両手タッピングやタッピングハーモニクスなどなど
彼が産み出したテクニカルなプレイの数々は
”彼の音楽表現にとって必要だったから生まれた”
というこの部分がとても大切かと思います。
三人目、John Frusciante
”現代3大ギタリスト”のひとりと
名高いジョンフルシアンテも、
肉体的な表現力に長けたギタリストですよね。
現在はブルージーな味のあるプレイを軸に、
ロックの衝動を表現しているので、
ヘタウマ系?と思ってる人も
少なくないかもしれませんが、
もともとはフランクザッパバンドの
オーディションで最終選考まで勝ち抜き、
自ら辞退するといった経歴があるほどに、
卓越したテクニックを持ってます。
※ザッパバンドはスティーヴヴァイを始めとする凄腕ギタリストが多数在籍したことで有名。オーディションはめちゃくちゃハイレベル。
彼こそ、
「正確に弾けるのは当たり前な上で、
あえて崩したプレイをしている」
代表格かと。
キチっと弾けるのは当たり前な上で、
”衝動”を優先してプレイしているんですね。
そのあたりを感じながら、
動画を見てもらえると良いと思います。

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